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「…で、やっぱこうなるの?」


朱音は須崎の言葉に、唇を噛んだ。



(何で空人…氷暮さんと帰るのよ…)


ここは学校近くのカフェである。


学校の近くにはおしゃれな通りがあり、そこにある可愛らしいカフェがあった。



「…別に、須崎と帰りたかったわけじゃない。空人がダメだっただけよ。」


頬を膨らましながら、須崎と目を合わせないように

注文した桃ジュースをすする。