年下くんとの水曜日。【完】

「いや…」


空人は、無邪気に笑った。


「先輩に、会いたかったんで。」


空人はそう言うと、「さようなら」と言いながら、去っていった。



氷暮は顔が熱いのを感じながら、本に目を戻した。