年下くんとの水曜日。【完】

「東(アズマ)先生…お久しぶりです。」


氷暮は小さく呟き、お辞儀をする。


その医師…東は、ふっと微笑んだ。

全てを包み込むような、優しい笑顔だ。


「久しぶり。…君に、迎えが来ているけれど?」


「え…?あ、じゃあ、帰ります。空人。」


氷暮は振り返り、空人に声をかけた。


「ごめん、帰るね。」


「あ、大丈夫です。ありがとうございました…」