*隼斗side*

ピーンポーン
あぁ、押してしまった。

今、俺は夢華の家にいる。

お袋が大事な話があると言って、
連れてこられたのだ。

まぁ、夢華に会えるのは嬉しいけど。
こいつと、一緒なんて
気が乗らん。

だいたい、大事な話ってなんだよ。


そう、思ってるうちに夢華がでてきた。

夢華「あっ!隼斗とおばさんおはよー!
入っていいよーーーー。」

夢華、眠たそうな顔してやがる。
寝起きって、なんでこんなに
可愛いんだ? 襲いたくなるだろ。

夢華「どうしたの?隼斗……?
ぼっーとしてるよ。」

隼斗「あっ!ごめん。起きたばっかで
ぼっーとしてたわ」

夢華「いいよいいよ!実は、夢華も
さっき起きたばっかなんだ。
ふぁぁぁぁぁ。眠たい。
ママたち、待ってるし行こっか」

隼斗「あぁ。そうだな」

本当は、行きたくねーけど
あんな潤んだ目と上目づかいされたら、
行くしかねーだろ。
あの顔されたら、男子なんて
イチコロだぜ?
あいつ、天然だから気づいてねーから
そこが恐いんだよなーー。
誰かに、奪われてしまいそうで…

てか、大事な話なんだろーーな。