魔法の帽子



「完了!」


執事さんは目がうつろになってるから、魔法は成功みたい。


「よし、じゃあ、続きといきましょうか。」


また、悪魔の方に向き、神経を研ぎ澄ます。


「もう一度聞くわ。あなたの名前は?」


「『お前なんぞに教えぬと言っておるだろ』」


「そう…。じゃあ、自分から、その人から出る気はないのね?」


「『ヒヒッ、当たり前だ』」


また、不気味な笑い声が響いた。


「そ。じゃあ、容赦なしね。」