バタンッ

ダダダダダッ
あたしは、扉を閉めたあと駆け出した。





何で、“桜蓮”を知ってんの?

知ってても、今聞きたくなかった。

思い出すから…

紅竜と彼奴等が、だぶる…
思い出しちゃうんだ。

よけいに…

ー彼奴等……。

桜蓮に逢いたくなるか…ら。