泣きながら走るわたしの視界はぼやけていた。 信号は確か点滅していて、そして走りながらわたしは渡っていた。 前しかみていなかったから、思わぬ方向から車が来ていた事に気付かなかった。 クラクションが響いて、やけに車のライトが眩しい。 足が動かない。 さっきまで走っていたのに。