魔王ルシファーと九尾の恋(上)

―ある暑い夏の日の夜―……
俺達は今、丘の上に来ている。
黒崎の誘いで来たけど…
空も綺麗で、空気が美味しくて…最高ッ!!
「…気に入ったか?」
不意に掛けられた言葉に振り向き、俺は返事をした。
「ん。気に入った!」
笑って言うと、黒崎も笑って俺にキスをしてくれた。

「…なぁ、俺達…ずっと一緒だよな?」
俺は今まで何十人と付き合って来た。
…でも、皆俺を捨てて行った。
黒崎ならしないって分かってるけど…
やっぱり不安で、聞いてみた。
「…は?何今更当たり前の事言ってんだよ。」
きょとんとした表情で俺を見つめる黒崎。
…良かった…黒崎はずっと俺と一緒に居てくれるっ…!

「…ううん、何でもない…!」
俺は嬉しくなって黒崎に抱きついた。