パシャ。



マスターが写真を撮る。



「あ、ぶれた」


「マスター下手そう」


「うるせぇな、梓ちゃんがもっと近くに来ないからじゃん」



そう言ったマスターはあたしをぐいって引っ張った。


そしてそのままマスターに抱きしめられる。


あたしは熱くなって動けない。



「マスターこんな強引でした?」


「お前可愛いなやっぱ」


「そんなこと聞いてないです」