「あ、あとマスターこっちも!」 いろんな種類のイルミネーションがあるから、全部をとりたくてしかたがない。 「マスター、ここもです」 「俺撮影係になってんじゃん!」 ずっとマスターに写真撮らせっぱなしだ。 それなのにマスターは着いてきてくれる。 たぶん大人の余裕。 「あ!マスター見てください!」 あたしはピンクのイルミネーションを指差す。