「みて、あの子よ、人間だわ」

「あの低脳な輩のことでしょう、気に入らないわ」

「美弥様は、どうしてあんな子を好きなんていったのかしら」

「きっと、人間が何かしたに違いありませんわ」

「たしかに、人間は、ずるがしこいですから」




案の定、みんなが笑っている

私は、気分が悪くなってきた




「ごめん、美弥ちゃん、ちょっとトイレいってくるから、先に行ってて」

「ええ、わかったわ」




そうして、私は、食堂から離れた