「ここがあなたの寮、寮長に言って、一緒の部屋にしてもらったわ」

「やったー!」




寮があるというよりも、美弥ちゃんと一緒の部屋になれたほうがうれしい




「こっちがあなたのベットよ」

「ふかふか~」

「よかった」




向かい側のベッドに座る美弥ちゃん、今まで、疑問に思っていたことをぶつけてみる




「ねぇ、なんで、私みたいなよそ者を、友達にしてくれたの?」




その問いは、簡潔な言葉で返された




「あなた、いい子でしょう」

「・・・・・・・」

「違った?」

「いや、そんなに、いい子でも・・・・・・」

「いい子じゃなかったら、理事長の言葉を聞いて。私たちのことを理解しようとしないで
しょう」




簡単だった、そんな簡単なことで、友達になってくれた美弥ちゃん

素直にうれしかった




「なにニヤケてるのよ」

「にやけてなんかないもん」



幸せだった