血の刻印





思わぬ発言で話題がそれてしまった




「あの、それで、王って何ですか?」

「ああ、普通の人間の学校では、『セイトカイチョウ』って言ったっけ
その権限をさらに多く強くしたかんじかな?」

「あ、会長さんでしたか・・・・」




なるほど、根本的には人間と大差ないんだ




「ついたよ、ここが、君の教室、1-Aだ」

「はい」




桐ヶ谷先輩に促されて、教室に入る




「人間だ」

「人間だ」

「おいしそうだね」

「でもお隣に、聖様がいらっしゃるわ」

「あの子、人間の癖して、聖様と一緒の登校だなんて、ずうずうしい」




一歩はいっただけで、凄まじい怨念?殺気?を感じた

背筋を冷たい物が這った



これが、吸血鬼、まるで、360度全部から数万本の刃を向けられているかのような、殺