私は叶多の家に上がり、今リビングにいる。
「適当に座って」
叶多に言われた通り、近くに会ったソファーに座る。
「とりあえず俺何か飲み物入れてくるよ。
空夏はここでゆっくりしてろ、そしたら何か思い出すかも知れねーし」
「分かった。
ありがとう、叶多」
叶多がキッチンに消えて行ったから、私は改めてリビングを見回した。
何処か懐かしいリビングに、昔の記憶の蓋が揺れ始める。
そんな、変な感じに包まれる
パタパタ
「空ちゃん、合ったよ。
空ちゃんが写ってる写真」
私の前に広げられたアルバムを見たとき私は、あまりの驚きに絶句した。
そこに写っていたのは紛れもなく私なんだろうけど、凄く明るく笑ってて、今と全く違う、
それと、私の隣にはいつも夢にてで来るあの男の子が写ってた。
「この人は誰ですか?」
私の声が、手が震える。
聞いてはいけないようなそんな感覚に襲われる
「それは俺だよ」