私が生まれた日に、同じ病院で一組の双子が生まれたそうです。



それが、陸と彩乃。



陸と彩乃の両親はお金に困っていて、二人を育てるのに苦難してたらしい。




その時私のお父さんが陸の家、つまり藤堂家に彩乃を養子として欲しいと頼んだらしい。



同じ病院だったから、少し交流があったんだって。





初めは藤堂家の人も断ったみたいだけど、金銭的にどんどん育てるのが難しくなって、四歳の時に彩乃を養子に出したんだって。




その時に、一番彩乃を養子として出すのを嫌がったんが陸だった。




陸は泣いて泣いてよく、私の家まで一人で来てたらしい。





でも、陸はしばらくして来なくなった。



理由は、事故にあったから………





私の家まで一人で来て、その帰りに事故にあったらしい。


命の心配はなかったけど、藤堂家はこれ以上陸が一人で行かないように、どこかへ引っ越して行ったらしい。




高校生になった陸は私に復習するために、もう一度戻ってきた。




海風に入り、私の事を監視してたんだって。



そんなときに彩乃を守ってってお願いされて、初めは嫌だったけど、実の妹である彩乃と一緒にいれることが嬉しかったって言ってた。




だから、彩乃を守ろうって決めたって。






だけど、陸の耳に異変がで出した。




事故の後遺症で聴力が失われて行ったんだ。


どんどん聞こえなくなる耳……



その恐怖が陸をかえてしまった。




海風のルール、集会以外では喧嘩しないを何度も破った。



それにみかねた風花と海斗が陸を引っ越させるまで追い込んだらしい…。





これが、陸が教えてくれたこと。