先輩が倉庫に材料を取りにこの場をはなれた。 


「奈々、いつになったら良いわけ?」


「純!」


いきなり、純に腕をつかまれた。 


「痛ッ!純、痛い?」


「あいつの方が良いわけ?俺はどんだけ待てば良いわけ?」


純・・・ 

「ゴメン。」


「奈々。」


真剣な目。 


そして、いくなりキスされた。


「んっ。純・・・」



純の舌が絡む。 



久しぶりの純のぬくもり。 


「船橋、手伝って。」


先輩・・・ 



なんだかイヤな気分になった。



「船橋?」


・・・ 


・・・ 


見られてしまった。 




先輩の背中が遠くなる。 

いかないで。 



「イヤ!!」


初めて純を拒んだ。 


何も言わず先輩を追い掛けた。