「僕、にとってっ・・・笑美、お姉っちゃんはぁ!」
泣き顔は見えへんけど、泣いてるのか、言葉が途切れ途切れ。
でも一生懸命に言おうとしてくれる。
うちも、目に涙を溜めて、でもしっかりと耳を傾けた。
そして、伝わってきた、輝樹からの最初で最後の最高のプレゼント・・・。
「本当のお姉ちゃんみたいだったぁぁぁ!うれしかったぁぁぁ!!」
うちは一人っ子。
もちろん、輝樹も。
でも、この数日間、うちも思ったことがあった。
輝樹も思ってくれてたんや・・・。
「またね!笑美お姉ちゃん!」
「っまたな!」
これ以上、何も言えへんかった。


