―――そんなこんなで、気が着けばその日が来てた。
今日までの日々は、ホンマに大事な宝物。
まさか、小学生と友達になれると思わへんかった。
いや、小学生やけど、もう大人みたいな輝樹。
手も足も背中も小さいけど。
でも、メッチャ強い子や。
「輝樹、今までありがとうな?メッチャ楽しかったわ。」
「僕も、お姉ちゃんがいてくれて楽しかった!少ししかいられなかったけど・・・。」
少し寂しそうな顔をしながらも、その目は写真集をジッと見てた。
「輝樹、頑張りや?待ってるから。」
「うん。頑張る。」
「なんかあったら、電話して?」
「え、いいの?」


