今週も残すところ、あと3日。
輝樹はいつ行ってまうんやろ。
うちよりも早いのか、遅いのか。
気にしてたら、この日は終わった。
朝、ボーっと窓の外を眺めてた。
すると、ドアを叩く音が聞こえた。
「はーい。」
「お姉ちゃん!きたよ!」
もちろんそこには、元気な輝樹の姿。
手には昨日うちがあげた、あの写真集を持ってた。
「それ、持ってきたん?」
「うん!僕の宝物だから!昨日もね、これ持ったまま寝たの!」
それ、写真集クシャクシャにならへんのかな、と少し心配になった。
「でも、朝起きたら机に置いてあったからびっくりしちゃった。」
「え、机に?」


