確かに、厳禁やと思う。 でも、他に何て言ったらええのかわからへんくて。 「パパも、もう少ししたら来ると思うわ。」 「そっか。」 パパも、来てくれるんや。 うちは、ただの骨折やのに。 輝樹は、白血病やのに・・・誰も来てくれへんのや。 それからしばらく、うちはママと話をしてた。 輝樹のことは、できるだけ話さへんようにしてた。 ママがどんな顔をするかわからへんかったから。 「笑美ー。来たでっ。」 面会時間ギリギリにパパが登場。 手には花束が。