「パパて、変わらへんのやね。」
「そうみたいね。」
そして、やっと高校編に突入。
ていうか、よう考えてみるとパパの写真が全部この一冊に入ってること?
かなり少ないような気もするけど・・・。
「多分、これが彼女さんかな?」
「えっ!?」
食いつくようにその写真を覗き込んだ。
ママが指差す、その人は・・・めちゃくちゃ可愛い人。
でも、きれいで、メッチャ優しそうな笑顔。
ふんわりしたイメージ、なんかな。
「可愛いな。・・・ママ、妬いたりせぇへんの?」
「しない、って言ったらウソ。でも、本当にきれいで可愛い人だったんじゃないかしらね?」


