「え、ええよ・・・」
耳の鼓膜が危険やったってことは、言わへんとこ・・・。
パパはビールを一口飲んで、落ち着きを取り戻そうと試みる。
うちがパパをこうしてもうたんやけども。
「で、で?その・・・告白してくれたんは?」
「・・・冬真。」
「あぁ・・・なるほどな。」
でも、と続けて今うちが思うてることをパパに打ち明けていった。
れーくんの家に押しかけて、来るなて言われたこと。
で、そのまま冬真も怒られて、うちは弾丸でしゃべって帰って来てもうたこと。
涙が止まらへんかったんは・・・多分、れーくんに来るなて言われたからやってこと・・・。


