「・・・うち、この写真好きやな。」
「俺も、なんかホッコリする。」
「お前のホッコリはホコリの間違いか?」
「れーくん意地悪だなぁ。あ、もしかして照れてっう゛・・・っ」
れーくんのエルボが見事の冬真脇腹へ。
「照れんくてもええやん。」
「別に照れてねぇよ。」
「なら、なんで・・・俺・・・っ」
冬真の言いたいことも十分わかったけど、でもきっとれーくんの顔からして、絶対照れてたから。
その後も、うちはもう一冊へ手を伸ばして黙々と見てた。
でも、そろそろ帰らなあかん時間が迫って来て「笑美、送る」と素っ気なく言われたれーくんの言葉に従うことに。
気が着けばすでに夜中の10時30分。
一応パパとママには遅くなることだけは伝えてるから、大丈夫やとは思うけど。


