冬真もどうやらそれに目が留まったらしい。





「パパさん、この最後の写真・・・」



「あぁ、それね。」




その写真は、最初の写真と同じ海の写真。



でも、その写真には最初にはなかったモノ、いや人がいてた。




「この人たちは、もしかして?」




「れーくんとママさん!」



うちが言うよりも前に冬真が言うてもうた。




「そうだよ。後姿だけど、確かに麗とママが映ってる。」



白いワンピースに身を包んだ女の人。




そして、その人の腕に抱かれてる小さな子供。



後姿ではあるけど、なんとなく伝わる二人の影。