「え!?ええの、やなくて・・・いいんですか!?」
「ははっ、そこまで喜んでくれてると、こっちも嬉しいからね。」
思わぬ事態には思わぬ事態が重なるもんや。
れーくんの家に着くなり、恍さんは自分の部屋から写真集を持って来てくれた。
その手には三冊。
うちが輝樹と一緒に見た物もあった。
「はい、どうぞ。」
「ありがとうございます!」
三冊とも受け取って、うちは早速一冊を開いてみた。
「俺も見ていい?」
横から冬真が覗き込んできて、一緒に見ることに。
ペラッとめくった一ページ。
「わぁ・・・」
「おぉ。」


