「親父の職業に驚いたんだよ。」 「あれ?麗が説明してくれてたんだろ?」 「分かってなかったんだよ、バカだから。」 「麗、女の子にバカなんて言葉は普通言わない。」 「・・・説教。」 親子の会話がなされる中、うちは放心状態。 でも、確かにそうやわな。 言われたら、全部つじつまは合う。 れーくんの言うとおり、うちはバカや。 「あの!」 「何かな?」 「写真集とか出してるんですか?」 「出してるよ?」 うちの胸が、どんどん高鳴っていってるのがわかった。