それは、パパさんの隣にいてた人。 「いるよ?」 「・・・え?」 「笑美ちゃん、私よ?」 うちの目が間違ごうてへんかったら、うちの耳がちゃんと聞いてたら、それは紛れもなく、目の前にいてるきれいなお姉さんやった。 「え、お姉さん!?」 「あら、私は麗の母親よ?」 「うそ!?」 れーくんは「ウソはどっちだ・・・」と額に手を当ててた。 「メッチャきれいやし、若い・・・から。」 「若いっていっても、もう40歳よ?」 そんな風には全然見えへん。 ホンマにれーくんのお姉さんやと思った。