「ご飯食べてから行くでしょ?」
「あぁ。笑美ちゃんと冬真も、一緒に晩飯を食べてから写真を撮りに行こう。」
「あ、あの!」
うちは一つの疑問を、パパさんに投げかけた。
今、このリビングにいてるみんながうちを見た。
「どうかしたかな?」
「え、っと・・・れーくんのママさんは?」
「「・・・え?」」
周りを見ると、れーくんも冬真も、パパさんもお姉さんも、みんな口があんぐり開いてた。
何が起きたんか、状況がわからず、言葉を続けてみた。
「もしかしてママさんは、お仕事?」
「え、いや・・・」
パパさんは気まずそうに、人差し指をある人に向けた。


