「れーくん、ジュース苦手なん?」
うちもとにかく会話に参加しようと、質問を投げかけた。
「れーくん、果物がダメなんだよ。」
結局、れーくんやなくて冬真が答えてくれたけど。
「くだもの?」
「全般ね。おいしいのにもったいない。」
淡々と答える冬真に対して、れーくんはトコトコ、ゴソゴソ。
冬真も、そんなれーくんをみてつっこむこともなく話を続ける。
「ちなみに炭酸飲料もダメだよね。」
「その口、閉じろ。」
「んぐん、ぐぐんぐ」
「その方がウザい。」
「れーくんこそ、動きながら話すのやめようよ。」
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