「俺さ、人の泣き顔見たくない人だから・・・。俺が泣かしたみてぇだけど、早く泣き止め。」
「っ・・・は、放して!」
「うるさい。」
廊下の真ん中で、うちはれーくんに抱きしめられてた。
こんなところ、人に見られたら恥ずかしいやん!
そう思うのに、れーくんは放してくれそうにないし、もがいてもピクリともせぇへん。
「れーくん!」
「あのさ。」
「・・・なんや。」
「鼻水だけはつけるなよ。」
「っつけへわ!」
ついに、ドンッと勢いよく押し返した。
ヨレッとお互いなりながら離れた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…