パッと目を見開くれーくん。
まさか、この人、うちが絶対補習の道を歩むと思ってたん!?
メッチャひどい。
「そんな驚くようなことちゃうやん!」
「お前の頭でよく補習避けられたな。驚く意外にねぇだろ。」
「れーくんが教えてくれたからやん!」
「・・・なにが。」
「れーくんが、うちにヒントくれたから。あの紙見て、覚えられそうなところだけ覚えて。それでテスト受けたんやんか・・・。」
「・・・・・・」
休み時間に少しずつ見て覚えた。
でも、全部は厳しくて。
うちの頭やから。
それでも、一生懸命できるだけのことは覚えたつもりやった。


