これだけ書き込んでくれてるんやもん。
うちは知らへんまに、そのルーズリーフをギュッと握ってもうてた。
「・・・あっ!」
慌てて伸ばして、文字が読めるようにまっすぐにした。
「・・・でも、れーくんはなんでうちの靴箱知ってんのやろ。」
自己紹介の時も、クラスは言ったけど、番号まで言うてへん。
・・・まさか、そこまで頭ええからとか、通用せんよね。
とりあえず、うちは自分の教室に向かった。
そして、荷物を置いてれーくんたちのところに行こうとしてたとき、欄が教室に入ってきた。
「あ!笑美、もう来てたの!?」
「まぁ。早く謝ろうと思っててんけど、事態が急変して、余計に焦ってる。」
「・・・急変?」
事情を話し、うちらは二人でれーくんたちのクラス・・・お隣へ急いだ。


