何回も読めば覚えられる。 確かにそうやった・・・。 「っ、間違ってへんのに・・・っ」 「なに?何が?」 「うちがっ・・・アホやったっ!」 欄に抱きついて、ひたすら泣いた。 何がどうなってるのかよくわかってへんはずの欄やけど、それでもうちの背中を優しくなでてくれてた。 中島先生も、うちらを優しい目で見てくれてたと思う。 「笑美?落ち着いた?」 「・・・うん。ごめん、欄。」 「何があった?」 欄から離れて、何があったか、ゆっくり話した。 中島先生は仕事があるからて、先に出て行ってもうた。