まさかの事態が発生して、うちの頭の中は大パニック。
ウソで、言った自分の口をもう一度やり直させたいと思った。
「ちょ、ちょっとまってや！そんなん、最初に言うてなかったやん！それに、うちの友達」
「一文ならサラッと言えるだろ。」
「そんなん想定して読んでへん！」
「覚えるってのは頭に入ってるってことだろ。なら言えるはずだ。」
正面にれーくんのイライラオーラマックスの顔がある。
けど、うちもそれに負けへんように、眉毛を上げてみる。
「・・・なに？逆ギレ？」
「そうや！最初に言ってへんこと後で付け足して、鬼畜！最低や！」
「・・・・・・」
「笑美、ちょっ」
「なんなん？冬真には優しく教えて、うちにはそんな喧嘩ごしで。差別？区別？」
