「ふぁ~ぁっ」



いつも帰り道は眠たい。




歩いて寝れそうな勢いや。




一日の疲れって怖いもんやと思う。




特にたいしたことしてへんくても、やっぱり疲れは溜まんねんな。



「ふぁ~っ」




もう一度あくびが出たせいもあって、目に薄らと涙が溜まった。




あかん、前が見えにくい。




目をこすろうと、メガネを上に・・・って、今日はメガネやなかった。




コシコシ、っと目をこする。





そのとき、うちの耳にある言葉が飛び込んできた。




それはどこかの誰かさんが、誰かに向かって「危ない!」って叫んでる声やった。