「・・・はぁぁぁ!?」 うちの叫び声は、教室を抜けてグラウンドにまで響いていった。 「付き合ってる!?誰が、誰と!?」 「鈴木、落ち着け!」 落ち着け、て・・・中島先生に言われても、先生も焦ってるやん。 「笑美、怒らないで!!ごめんなさい!!嘘ついて、ホントにっ」 泣きながら頭を下げる欄。 「欄!!あんたね!!」 「鈴木、待て!!」 うちは欄の元に駆け寄った。 中島先生が、そんなうちを止めようと横から出てきた。 「落ち着けって、鈴木!!先生もわる」 「ちょっ、よけてや!」