けど、そんなことよりなにより・・・。
「ウソの根拠を言えよ。無いなら、一緒にやっても・・・って、どうかした?」
冬真くんが、うちの異変に気づいて顔を覗きこんできた。
とっさに背けたら「え、なに!?俺何かした!?」と余計パニクってた。
「・・ははっ・・・あはっ・・・・はははっ」
「「・・・・・・」」
うちは、ついに笑いがこらえきれへんくなって、その場にうずくまった。
「え、ちょっと・・・」
「はははっ、二人とも、おもろすぎてっ・・・ははっ」
ここは図書室。
大声で笑えへん、ってのがまた、うちの笑いが収まりきらへんことになってる。
数分間、うちは笑い続けた。
いよいよ、横っ腹が痛くなってきて、立ち上がって「ごめん」と言った。


