キーンコーンカーンコーン。

2時間目も終わり、休み時間になった。

チャイムがなり終わると、一気に教室が騒がしくなった。

だけど、私は席に座ったまままたボーとしていたら。
ユメが
「ユリちゃん。さっき算数の時ボーとしてたでしょ?」

ばれてたか。
「えっ。そうかな?」

「うんそうだよ。なにかんがえてたの?」

「内緒。」

「イイじゃん」

「じゃあ、聞くけど
何でユメはいつも1人で居るの?」

ユメは黙り込んでしまった。

前々から聞いては行けないと思っていたけど聞いてしまった。

しばらく沈黙が続くとユメが

「迷惑かけるから。」

ユメの言っている事が分からなかった。

あえて、意味は聞かない事にした。

するとユメが
「私は言ったからユリちゃんも教えてよ」
一瞬戸惑ったけど私はこう言った

「友達なんていらないから」
これは嘘じゃない。本当に思ってる事。

「えっ?」

「そのままの意味だよ。友達なんて必要無いから。」

「あっ、えっとそっか。」

「うん。」

「じゃあ、私とユリちゃんは友達じゃないの?」

またまた、ユメの言葉に戸惑ってしまう

「友達って何だろうね」

「友達はお互いに分かり合って何でも話せるって事じゃないかな」

「そっか。」

キーンコーンカーンコーン。