そりゃ、親友だけど。 なんでも言い合えるけど。 これだけは言いづらいって言うか。 「美紀?私にも言えないわけ?」 私が黙っていると、琴美は大げさにため息をついた。 「私にも言えないんだ?美紀は私のこと、信頼してないんだぁ?」 うぅ…。 「あの言葉信じてたのは、私だけだったんだ?」 私は、意を決した。 「実は、Y高校に行ってたんだぁ…」 「やっぱり?」