ーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーー ー 「ん…」 一時間くらい経った頃か、男性が目を開けた。 「あ、起きたんですの?」 私は男性を見下ろした。 「オマエ…誰だ」 「それは私のセリフよ!」 私が言うと、男性は起き上がって頭を掻いた。 「俺は小金井ナツ」 ナツと名乗った男性は私を見た。 「オマエは?」 「大柳花梨よ」