俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋




 そこにいたのは、マッキーだった。

 マッキーなんだけど、あれ?

 なんか違う。

 マッキーを上から下までみて気付いた。

 マッキーの金髪に近い茶髪が、

「マッキー、どうしたの?髪黒く染めちゃって!」

 そう、黒くなっていた。

「ん、まぁいろいろ?」

 答えてからマッキーは、家の中に向かって、

「すみませーん!」

 と叫んだ。

「ちょっ…「黙ってて」

 マッキーは悪戯な笑みを浮かべて、私を黙らせる。

「はいはーい」

 リビングのドアが開く音。

 スリッパの足音が近づいてきた。