「美紀!」 マッキーが、怖い顔で私の名前を呼ぶ。 ものすごい殺気を漂わせて、こっちへ歩いてきた。 …怖い! こんなにも怒るなんて思わなかった私は、真っ青になり そして、 ――逃げた。 ◆◇◆◇ すぐに電話がっかってくると思ってた私は、全然携帯が鳴らないことにショックを受けた。 メールも来ない。 もしかしたら、あの女子の中にマッキーの好みの女子がいた、とか? 不安で、母さんの特性ハンバーグさえ喉を通らなかった。 「お姉ちゃん?顔青いよ?」