でも、もしそうだったら、あの言葉も納得できる。
――まぁ、また会うことになるけどね。
「…何なに、どうしたのよ、俯いちゃって」
顔を上げると、琴美がにやけていた。
「さては、」そう言って笑う琴美は不思議の国のアリスに出てくる猫みたいだった。「まだ私に隠してる話、あるでしょ」
ギクッ!
なんでこの人はこんなに鋭いわけ!?
「白状なさい!」
琴美はそう言って、私のパフェを没収する。
「琴美ぃ、返してよぉ」
「白状したらね?」
…琴美の鬼!悪魔!!
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