「琴美?何言ったの?」 琴美が戻ってきてから聞く。 「さぁ?本人に聞けば?」 私は龍二を見た。龍二は顔を真っ赤にして俯いている。 「で、俺は何をやればいいんだ?」 龍二が聞く。 琴美にうまく丸め込まれたらしかった。 「えっとねぇ―――…」 琴美が説明を始めた頃、もうすぐ昼休みが終わろうとしていた――。