「でも、作戦って?」 そう聞いた私の耳元に顔を寄せ、琴美がマッキーを試すための作戦を教えてくれた。 作戦はあまりにも過酷なものだった。 「あとは一人、誘うだけね!」 琴美は嬉しそうに言って、私の背中を叩いた。 「一人?」 「アンタがよく知ってる人物よ」琴美はそう言って、立ち上がる。「明後日になればわかるわよ」 琴美は私の部屋を出て行く。 「また明後日ね」