日も暮れてきて、私と雅は私の家に向かった。
「ただいまー。」
「お邪魔しまーす。」
玄関で2人でローファーを脱いで、真っ先にリビングに向かう。
「あ、おかえり楓。あら雅ちゃんも。」
「今日雅泊まるって。明日補習あるらしい。」
お母さんに軽く説明してから2階の私の部屋に向かう。
お母さんは「夕飯沢山作らなきゃ!」とルンルン気分で台所に立った。
まぁ、雅よく食べるから嬉しいんだろうね。
雅もなんだかんだうちのご飯好きだし。
「楓のお母さんのご飯…。今日はなんだろーっ?」
「あー、はいはい。嬉しいのは分かったから。」
私は家に置いてある雅の部屋着を引っ張り出した。
自分の部屋着も出して、制服から部屋着に着替えた。
「あ、ちょ雅。制服いつものハンガーにかけてよー。」
「疲れたーっ。楓よろしく。」
そんな言葉と同時に雅は私のベットにダイブ。
……こいつは。
叩いてやりたい気持ちを抑えて雅の制服をハンガーにかけた。