軽くメークもして、準備完了。


神社まではお母さんが車を出してくれるらしい。


「楓と雅ちゃんは先に玄関行ってて。2人呼んでくるから。」


「「はーい。」」


お母さんがテレビを見ているであろう祥弥達を呼んでくる。


玄関で待っていると、2人が出てきた。


2人共私達を見てハタと止まった。


…止まるなし。


「どうどう大和?」


雅はすぐに大和君に聞いていた。


私と祥弥は、ただお互いにお互いのこと見てるだけ。


…あれ、祥弥ってこんなカッコ良かったっけ(失礼な)。


ハッとしたように祥弥が呟いた。


「……似合ってる。」


カァァァっと顔に熱が集まった。


絶対に今私顔真っ赤だ……。


「ほらほら時間無くなるから行くよ~?自由時間は沢山あげるからその時間で楽しんで。」


まさかの母上登場。


母上ェ……。