コンビニを出て2人で近くの公園のベンチに座った。
「いやー、今日も祥弥さん楓に甘かったね。」
「そうかな?」
「そーだよ!最後に『俺の奢り』ってミルクティーくれたじゃん!」
「祥弥はきっと私の事は妹くらいにしか思ってないよ。」
祥弥からもらったミルクティーのフタを開けながら、自分で言って悲しくなった。
「そーやってすぐマイナスに考えるー!」
「いやいや、案外そんなもんだと思うんだよねー。」
「てかさ、祥弥さんが楓のお兄さんの友達だってのは聞いたけど、なんで好きになったのか聞いてない!」
「言ってなかった?」
自分でも最近気付いたばかりだから言ってなかったんだ。
「そんな聞きたいの?」
私が聞くと、雅は首を縦に振りまくった。

