年が明けて、とりあえず新年の挨拶をした後寝る為に私の部屋に向かった。


ちなみにお母さんは挨拶した直後に「寝る」と一言言って自室に行ってしまった為片付けは私達の仕事となってしまった。


「初詣どうする?」


「あぁー、いけるの?」


「俺大丈夫。」


「俺も。」


「私も。」


うん。


皆大丈夫なのね。


「雅の振袖は預かってるから着ようね。」


「楓は?」


「私も振袖だよ?お母さんのやつ。」


ほんとは振袖なんて着るつもりなかったのだが。


お母さんに雅ちゃんだけ振袖じゃ駄目でしょ、と強要されたのだ。


まぁ、お母さんも私も着付けが出来るので問題はない。


「楓ちゃん着付け出来るんだ。」


「うん。お母さんが出来るから教えてもらってたの。結構うまく着付け出来る自信あるよ。」


それからちょっとだけ喋って男女に分かれて布団に入った。


勿論のこと男子は兄ちゃんの部屋。