『好きだよ』



それから暫く買い物を楽しんだ。


気付けば外は真っ暗。


冬だから暗くなるの早いからまだそんなに時間経ってないんだろうと思って時計を見ると7時15分を指していた。


…あれ、何時から買い物してたんだっけ。


「雅?7時15分だけど大丈夫なの?」


「ん?私は大丈夫。大和は?」


「俺も平気。そういう楓ちゃんは?」


「連絡入れれば大丈夫。この後どうする?安い所で食べていく?」


「そうだねー。そうしよっか。」


と、私達は大荷物を抱えて雅の「決まってないならラーメン食べたい」の一言でラーメンを食べることにした。


買ったばかりの服を持ち込んで匂いついたりとかしたら嫌だからコインロッカーに預けた。


キーはそれぞれ財布につっこんだ。


ちょっと待ってすぐに席に座れた私達は食べたいものが決まっていて、すぐに頼んだ。


「ネギ味噌チャーシュー。」


「タンメン。」


「…半チャーハン。」


「「楓それだけ?!」」


「うん。」


前にも言ったと思うけど、夜はあまり食べない。


ラーメンなんてがっつりいけません。


ちなみにタンメンは雅でネギ味噌チャーシューは大和君だ。


食べるなぁ…。